北天ぐるぐる(C)まみめさんとぎょしゃ座散開星雲M38
「で、北極星って結局何?」
T熊さんをはじめとする、このブログで天体に興味をもったという人のために説明しよう。
地球は自分で回っている。24時間で1周する。中心の軸の延長線上にあるのが北極星。なので、地球から見たら(北半球の場合)、北極星を中心に星がまわっているように見える。その軌跡を撮って合成したのがこれ。
2011/1/31 20:57~24:07 埼玉県所沢市くすのき台 自宅前駐車場
Canon EoskissX4 EFS18-55 F35-5.6 (キットレンズ広角ズーム)
F4.5 ISO100 25秒×435枚をSiriusCompで合成
中心の点が北極星。実は、北極星もぴったり中心でなく少しずれたところにあるので、ほんの少しだけ動いている。この北極点の方向が北である。まさに「北天ぐるぐる」だ。この「北天ぐるぐる」といういいまわし、すごくかわいい。まみめさんのブログからいただいた。
カメラレンズでこれを撮っている間に、望遠鏡の直焦点撮影でメシエ天体を狙う。しかし、またやってしまった。ピンボケ。この天体改造カメラ、ピントをあわせるのが難しい。赤外カットフィルタのせいで、ファインダーにはっきりと映らないため。何度か試写しながらピントを追っていく。う~ん。難しい! なんとかひとつだけゲット。
で、今日もストックから。ぎょしゃ座の散開星団もいよいよ最後。M38~~~~~~。
2011/1/27 23:39 埼玉県所沢市くすのき台 自宅前駐車場
VIXEN ED80Sf ×0.85レデューサ 焦点距離 600→510mm
Canon Eos20D(改) F6.4 ISO1600 総露出時間7分00秒(30秒×14枚をDeepSkyStackerで合成)
photoshop5で加工・調整
なんだかぱっとしない散光星雲。メシエさんは「小さい星からできた星団。σに近く先行する2個の星団に近い。方形で、注意すれば星雲状のものを含んでいないことが分かる」といっている。
中心部きりだし。
左下のもやもやしたやつは、NGC1907.。大小の対比が面白い。
以上、ぎょしゃ座の散開星団トリオを3日間にわたっておおくりしました。
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Comments
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こんばんは
やぱっり北天ぐるぐるは美しいですなぁ。。。
直焦点のピント合わせ、本当に難しいですよね。
ちょうど記事のネタにしようかと思ってたところでした。
Posted by: かたくちいわし | February 01, 2011 02:58 AM
ありがとうございます。北天グルグル、総撮影時間3時間です。と、いっても、メシエ天体撮影にチャレンジしている間、シャッター速度25秒、連写モードで放置していただけなんですが(笑。カメラとソフトの劇的な進歩で、都会の星も、誰にでも手軽に簡単に写せる対象になりましたよね。
一方、もう一台の天体改造カメラは、その3時間のうちのほとんどの時間、ピンボケ写真を大量生産しておりました。カメラのモニターではいい感じだと思っていたのですが、冬の星雲星団大量捕獲のミッション、失敗に終わりました。
今の段階(自宅近辺でのメシエ天体1周目)では、パソコンを使わず、ガイドなしで、と決めているので、今日はEosKissX4で再チャレンジします。気温も低いし、ISO3200で短時間露出、多枚数で勝負しようと思います。
ピントの記事、ものすごく楽しみにしています。失敗例でしたらいくらでも提供できますよ(;´Д`A ```
Posted by: いっこう@本人 | February 01, 2011 01:26 PM