松本式EMSの松本さん はくちょう座散開星雲M29

　勝った～勝った～また勝った！　よ～わい巨人にまた勝った。３位浮上！パチパチパチ。

　なんか、この始まり方、どうみても漫画『釣りバカ日誌』ですな。あちらは巨人ファンですが。

　タイガースの公式ホームページの掲示板、ボードルームが閉鎖されるようです。大好きだったのになぁ。

　先日、ちょっと心温まる交流があった。

　双眼望遠鏡というものがある。天体望遠鏡をふたつ、大胆に豪華に使った双眼鏡である。なんと贅沢な、そしてうらやましいシステムだろう。星祭なんかでよく見かける（らしい。実は行った事がない）。その見口、というか、アイピース部分によく使われているのが、松本式EMS（正立ミラーシステム）というもの。倒立像を正立像にするもので、もちろん普通の望遠鏡にも使える。発明者は松本龍郎さん。http://www.page.sannet.ne.jp/mazmoto/

　実は、この松本さん、本業はメガネ屋さん。鳥取市役所の前の「メガネのマツモト」の店長さんである。ん？　鳥取？　そう、いっこうの故郷である。そして、実は、私、「メガネのマツモト」にはすごくお世話になったのである。

　中学、高校と、ちょっとばかしヤンチャだったので、よくメガネを壊した。そのたびに「メガネのマツモト」で直してもらったり、新しく作ったりしていた。さらに、祖母と当時の店長（龍郎さんのお父様）が小学校の同級生で、すごく仲良くしていたらしかった。お店に行くたびにその話を聞かせていただいた。

　天体趣味を再開し、国際光器の広告で松本式EMSを知り、その発明者が松本さんだと知ったときには驚いた。そしてHPを拝見させていただいていて、お父様が入院されていることを知った。

　鳥取を離れてはや25年。「私のことを覚えておいででしょうか」と、メールを出してみた。すると、すぐに丁寧なメールを返してくださった。「よく憶えてますよ」

　天体写真を趣味にしていなければ、連絡をとることもなかっただろう。なんとも不思議な縁に驚きつつ、メールをやりとりした。懐かしい気持ちでいっぱいになった。

　今日は突然の大雨。空はすごく明るいのに。太陽も少し顔をだしている。……ということは、虹がでているはず。

　わかるだろうか。中央あたり。ちょっと画像処理で強調してみた。

　こんな低い位置に……。

　さて、今日のメシエ天体は……

「わての発見したM29やがな。なんや、ギヨーム・ル・ジャンティの発見したM39を先に紹介して。あいつ、不幸なやつでな、金星の日面通過、２回見逃してん。アホやで。あっ、来年６月６日、日本でも見られるで」

2011/6/21　23：31　埼玉県所沢市大字牛沼　Ａコープ駐車場

VIXEN　ED80Sf 　×0.85レデューサ　　焦点距離　600→510mm

SXW赤道儀　ノータッチガイド

Canon Eos20D（改）　LPS-P2フィルタ使用　F6.4　ISO1600

総露出時間1分00秒（20秒×3枚をDeepSkyStackerで合成）

photoshop5で加工・調整

　真ん中あたりの星のかたまりがそう。地味！

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