アンドロメダ座・さんかく座・ペガススの四辺形そしてとかげ座
今日も花立自然公園の星野写真。
今日は、アンドロメダ座周辺。
2011/11/26 19:34 茨城県常陸大宮市 花立自然公園
固定撮影 Canon Eos40D SIGMA18-55mm F2.8-4.5 DC OS
18mm F2.8 ISO1600
20秒×2枚 ソフトンAフィルター使用 DeepSkyStackerで合成後 PhotoshopCSで調整
自宅前で撮った写真と同じようにいつもの調子で処理すると、星だらけになってびびった。あわてて再処理。ステラナビの星座線と重ねた。
アンドロメダ銀河M31、三角座の銀河M33が写っている。
今回、星座全体が写っているのは、アンドロメダ座とさんかく座。そしてふりむけばとかげ座。やっぱり写り込んでいる。ペガスス座は足と胴体だけで頭が写っていない。
さんかく座は紀元前から知られ、古代ギリシャではデルタ座とよばれた。
アンドロメダ銀河で有名なアンドロメダ座。アンドロメダ姫はエチオピアの王女。父親はアイロン座ことケフェウス座のケフェウス王。母親は大マクドナルド座のカシオペア王妃。
このカシオペア王妃が自慢しい。『うちのアンドロメダちゃん、めっさかわいいで~。海の妖精たちがなんぼかわいいゆうたかて、うちの娘に比べたらブッチャイクやで~』
それを聞いて海の神、ポセイドンが怒った。『なんやて~! そんなんゆうんやったら、エチオピアの海岸でお化けくじらをあばれさせたろ。いけ~~!くじら~~』
ってなわけで、かわいそうなアンドロメダ姫、ポセイドンの怒りをおさめるために、鎖につながれくじらのいけにえに。
で、ペガススの背にのった勇者ペルセウスが助けに来るのだが、今回は写っていないのでその話はまたあらためて。で、口は災いのもと、のかしまし王妃カシオペアは、椅子に座ったまま星座にされて北極星のまわりをまわり続け、後に椅子に座った王妃に見えないということでマクドナルドとよばれ、ケフェウス座はめだたない上に知名度も低く、アイロン座と呼ばれる。ポセイドンの呪いで夫婦そろって悲惨な末路。で、とかげ座はしずかにそれを見守るのだった。
自分の撮った写真で、プラネタリウム的に星の神話を説明する。すごく楽しいっす。
ランキング参加中。はげみになりますので、クリックをお願いします。
にほんブログ村
« とかげ座の逆襲 | Main | 早くも忘年会・ヤフオクで…… »
「星座・星野写真」カテゴリの記事
- みずがき湖にレッツ・ゴー(2016.12.03)
- 所沢でバーナードループ(2016.11.09)
- がんばった。そして眠い……(2016.11.06)
- ひっさしぶりの比良の丘(2016.10.27)
- 台風一過・いざ、比良の丘(2016.08.30)
「星座の神話」カテゴリの記事
- いっこう神話 いっかくじゅう座(急遽作成)(2015.03.20)
- いっこう神話 しし座・こじし座(2015.03.13)
- いっこう神話 かに座(2015.03.12)
- いっこう神話 おおいぬ座(2015.03.11)
- いっこう神話-うしかい座-(2014.03.21)
Comments
The comments to this entry are closed.
おはようございます。
暗いところで撮った星野写真、いいですねえ。
星だらけでしょ。
明るく星がフィルターでうまく滲んでいるので、星座の形も分かりやすいですよね。
いっこうさん流の神話、面白くて、しっかり読んでしまいました。
Posted by: やまねももんが | December 02, 2011 06:39 AM
>やまねももんがさん
星だらけでわけがわからなくなりました。びっくりです。
神話は、基本的には一般的にいわれている物語をひろってアレンジしています。さすがにマクドナルド座やアイロン座、そしてとかげ座のくだりは創作ですけどね。
なんか、星にそれほど興味がなくて星のい話は読み飛ばしているこのブログの読者たちが少しでも興味をもってくれるといいんですが……。
ちなみに、くりちゃん(奥さん)の反応。
『……カタカナが多い……』orz
Posted by: 阪神ファンいっこう | December 02, 2011 11:56 AM
こんにちは。
やまねももんがさんの仰る通り「星だらけ」じゃないっすか。
30秒×2枚でこれですよ。 2分でもノータッチガイドすれば・・・
さて、この写りを体験されて、また光害地での撮影に戻れるのか? それが問題ですね。
とかげが「もう知らんでー」みたいにそっぽ向いてるのがカワユス(*´ェ`*)
Posted by: かたくちいわし | December 02, 2011 03:25 PM
>かたくちいわしさん
うっ。光害地に社会復帰…… き、きびしいかも。
2分ノータッチガイド、やりたかったっす。赤道儀が動いていれば……orz
改造カメラのピント合わせもすませて、あとは撮るだけだったのに……
こんなに写るなら、もっと撮ればよかったです。
とかげ野郎は今はやりの“熟女好き”なので、若いアンドロメダには見向きもせず、熟女カシオペアの方をむいています(笑
Posted by: 阪神ファンいっこう | December 02, 2011 04:04 PM
こんばんわ。
星座の解説(神々の会話?)がおもしろかったです。
大阪出身なので関西弁にもなじみがありますし。
星もすごく写ってますね。
星座線がないと星座がわからないくらいです(笑)
Posted by: rohikia | December 03, 2011 09:44 PM
笑えるわー。どこまでホントでどこまでウソなんだか・・。
いっこう流星座解説シリーズ、この企画いけるんちゃう?
どんどんいきましょう!
どっかのプラネタリウムに売り出したらいかがでしょうか?
Posted by: まるこう | December 03, 2011 11:53 PM
> rohikiaさん
こんばんは!
天の川がくっきり見える満天の星空の場合、星が見えすぎて星座がよくわからないということはよくありますよ。この写真も、ソフトフィルターを使っているので星座がわかりやすいですが、フィルターなしだと星座はよくわかりません(笑
関西弁のキャラクターたちですが、メシエは~んをはじめとする、私のブログに登場する昔の人々や、神話の神々はみんな関西弁です。そのほうが距離感が近い感じがします。
この星座シリーズ、いまいち人気がないのかな、やっぱやめようかなと思っていましたが、がんばって続けます。これからもコメントよろしくお願いします。星空や天体の写真への挑戦もがんばってください。応援しています。
Posted by: 阪神ファンいっこう | December 04, 2011 01:43 AM
>まるこうさん
いやいや、基本ホントですよ。っていうか、神話がホントか嘘かってこと自体、なんか変な話やね。
そうか~。おもろいって言ってもらえるとうれしいなぁ。調子にのってどんどんやっちゃうぞ!
Posted by: 阪神ファンいっこう | December 04, 2011 01:46 AM