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January 06, 2012

いっこう式簡単フラット補正

 *年賀状を見てこられた方へ:2011年をふりかえる記事を載せました。どうぞご覧になってください。

2011年を振り返る その1

2011年を振り返る その2

2011年を振り返る その3

 

 

 今朝。がんばった。午前2時半ごろ起き、撮影にでかけた。今回は先日下見した新撮影地、所沢カルチャーパークわき。ここは、開発中にイヌワシの営巣地であることがわかって自然公園になったというところ。当然あかりはない。南は光害がひどいが、北、東、天頂はまぁまぁ。セッティングをすませ、撮影風景の写真を撮ろう、と無改造40Dを三脚につけた。そして撮影。スイッチ・オン! 「CFカードがありません」 がーん。忘れた。毎回何かやらかす。

 という話はあらためて。

 今日は、まるこう氏のブログでコメントしたフラット補正について説明。天体写真の加工の話なので、興味のない人、ごめんなさい。

 天体写真では、写真の中央部が明るく周辺部が暗くなる「周辺減光」という現象がおきる。これを補正するのがフラット補正。手抜きをしないちゃんとしたやり方は、星を撮影した装置にトレーシングペーパーごしに均一な光をあてて写真を撮影してつくる。私も以前は帰宅後トレーシングペーパーをはりつけた特製キャップをはめてパソコン画面を撮影していた。

 これを簡易的におこなうのが、Photoshopをつかったやり方。元画像の輝星を消し、ガウスぼかしをかけてフラット画像を作り、差の絶対値で合成する。私は最近はもっぱらこのやり方。案外きれいにできる。しかし、けっこうがんばって輝星を消さないとうまくいかない。というか、がんばって消せば消すほどぼかしが少なく済み、きれいに仕上がるが、案外大変な作業。

 このことをまるこう氏に説明していて、簡単にやる方法を思いついた。簡単すぎて自分でもびっくり。ただ、あくまでブログでの発表レベルで、コンテストに応募するような作品はきちんとフラット画像を撮ったほうがいいのはいうまでもない。

 素材は、まるこう氏が今日ブログに公開したこの写真。

Autosave021

 中央部分が白っぽくなっている。さっそく補正してみよう。

 まずは、元画像をコピーし、2回ペースト。

01

 レイヤー1とレイヤー2ができた。ここからしばらくはレイヤー2(一番上にある画像)を使って作業する。

 次に、大き目の星をスタンプツールで消す。

02

 星3つと星雲1つ、消したった。さて、ここからがいっこう式フラット補正のハイライト。

 レイヤー合成の種類(描画モード)を比較(暗)にする。全体を選択し、右に少し、上に少し移動する。すると、星が消え濃淡だけのレイヤーが出来上がる。ずらした部分に星が残ったら、スタンプツールで消す。

03

 レイヤー1とレイヤー2を統合。レイヤー合成の種類(描画モード)を差の絶対値にする。不透明度を変更し画像を調整する。数字が大きいと、微光星や星雲の暗い部分が消えてしまうし、数字が小さいと周辺減光がでてきてしまう。ちょうどいいところを探す。

04

 最後に画像を統合。これで完成。

 Autosave001

 以上、お手軽、簡単なフラット補正でした。ぜひお試しを。

 

 

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Comments

なんという偶然。実は昨日、フラット補正用に会社からトレーシングペーパーをくすねてきたところなんです。
フラット補正は、まともにやったことがなくて、課題になっていました。
この、レイヤーを少しずらすというのが大発明なんじゃないでしょうか。
参考にさせていただきます。

おはようございます。

う~ん、なるほど。
座布団10枚ですね。
目からウロコです。

私も、ガウスぼかしのメリット・デメリットを感じていました。
これからは、「フラット補正の師匠」と呼ばせて頂きます。

フラット補正は現地でフラットフレームを撮影するのが正式なのでしょうが、時間の制約などでできなかったり、自宅で取ろうとしてもばらした光学系の再現ができなかったりでこまることがあります

そんなわけで私も画像処理で簡易フラット補正をすることが多いのですが、うまくいく場合とだめな場合があってなかなか難物です

いっこう式は参考になります

と、思っていたらぴんたんさんがFlataideというソフトを公開されていてこれがなかなか優れものです

いっこうさんも試してみたらいいと思いますよ

これはすばらしい!
こんなにお手軽にできるとは、レイヤーをずらすというのはほんと目から鱗です。
さっそく使ってみたいと思います。

ぴんたんさんのFlataideもすごいなー! 画像をドラッグするだけとはさらにお手軽ですなー。
よし、いっこう式とFlataideの比較をブログでやってみよう。

おー、おっおっー、おっおっー(鳩かよ!)
というノリツッコミはさておき、おー凄い。 ちょっとズラす。目から鱗。
これは広角レンズで通常のフラットが効かない場合でも効く可能性があるのではないでしょうか。 光害で複雑な色カブリの補正とかに応用できる予感。
いっこうさんの名が画像処理に刻まれる日が見えてきましたね。

こんばんは。
さすがフォトショップ使いのいっこうさんですね。
ステライメージには簡易的に周辺減光やカブリを除去してくれる機能があるので、もっぱらそれを使っていますが、どうしてもムラが残ったりするので、この方法の方が良さそうです。

それと別件ですみません、カルドウェル天体の一覧表を貰ってもいいでしょうか。

>ミッチーさん
 なんだか世の中、フラット補正ブームですね。どんなブームじゃ(笑
 トレーシングペーパー、私も前回は……、今回は100均で買いました。普段仕事で普通にばんばん使っているものが天体写真に役立つって、不思議な感じですね。
 
 
 
>やまねももんがさん
 よっしゃー! 座布団10枚一気にゲット~~。
 おや、こんなところにウロコが(1枚目)。
 ガウスぼかし前の下処理で輝星を消しますよね。そのとき、スタンプツールですぐそばのエリアを書き込むじゃないですか。それならいっそ、画面全部の星にそばのエリアを書き込めばいい、それが発想の元でした。
 「師匠」は勘弁してください(笑 師匠に師匠とよばれたら、わけがわかんないじゃないですか(笑

 
 
>MASAさん
 ぜひ「いっこう式」を……と思ったら、なんということでしょう。 素晴らしい情報ありがとうございます。いやはや、ぴんたんさんには100年たってもかないません。プログラムって……すごすぎる~~。
 
 
 
>まるこう氏
 どうだい! ッと思っていたら、ぴんたんさんのすごさに脱帽。併用していただけたら幸いです、って感じです。
 おっと、こんなところにもウロコ発見(2枚目)!
 
 
>かたくちいわしさん
 鳩だよ! ……つっこみ返し。
 おやおや、ここにもウロコが(3枚目)。
 ぜひぜひ使ってみてください!! 
 「星ナビ」や「天文ガイド」の入選作品に“いっこう式フラット補正”とかあったらすごいですね(笑
 
 
 
>さとうさん
 「フォトショップ使い」 いいひびきですね。なんだかうれしいな。
 天体撮影の技術のなさを、フォトショップでごまかす。この趣味再開してからずっとやってることですよね。もっと腕もみがかねば!

>さとうさん
 あっ、追伸です。
 カルドウェル天体の一覧表、どうぞもっていってください。前回さとうさんのメシエ一覧表、無断でもらってますし(笑
 北半球で撮影可能なもののコンプリート、期待しています。

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