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February 08, 2015

レジスタックス6による月の画像処理

 layout3さんや夕焼け熊五郎さん、悠々遊さんに先日の月を褒めていただいたので、その画像処理を大公開! 以前、レジスタックス5を使った惑星の処理について解説した。今回は、レジスタックス6を使った、月のお手軽処理法を解説。

 本当は、動画で撮影してJPEGに分解して、という惑星の処理でやったやり方でやるといいのだが、今回はお手軽編ということで、撮影した7枚の画像を使用。これだけでも、レジスタックスの威力は十分に実感できる。

 まずは撮影画像。キットレンズの250mmで撮影。

Img_0295

 もちろんこの画像をそのまま使って処理してもいいが、重くってパソコンが悲鳴をあげそうなので、トリミング。

Img0295_01

 他の6枚も同様にトリミング。Photoshop等レイヤーの使えるソフトで、すべての画像を重ね、透明度を50パーセントくらいにして月の位置をあわせ、透明度を戻した後、範囲を指定してそれぞれのレイヤーを コピー→新規作成→ペースト していけば、月がほぼ同じ位置で同じ大きさの画像ができる。これで準備完了。こうしておけば、パワーのないパソコンでも大丈夫。

 さっそくレジスタックスを立ち上げる。

Img0295_08

①Selectで使う画像を選ぶ。今回は7枚を選択。
②SetAlignpointsをクリック。Alignpointが赤で表示される。
③Alignをクリック。
④最下部の画像の枚数を確認、今回は7枚とも使える画像なので、スライダーを右端まで動かし7/7にする。Limitをクリック。 スタック画面に切り替わる。

Img0295_09

 あっ、④がダブってた(笑。
④スタックをクリック。これでスタック処理は完了。
⑤処理が終わったら、Waveletのタブをクリック。

 さぁ、ここからが魔法のはじまり。

Img0295_10_2

左側を拡大。

Img0295_11_2

 一番上はDyadicだと効果が強すぎるので、Linear。
 
 次はGaussianでOK。
 1、5、6のレイヤーのチェックをはずす。画像を見ながらレイヤー2を右側に。やりすぎ注意。レイヤー3はレイヤー2の半分、レイヤー4はレイヤー3の半分が目安。これで完了。

⑥DoALLをクリック。
⑦Save imageをクリック、名前をつけて保存。以上で完了。

Img0295_10

 動画から多枚数の画像を作った場合は、画質の悪い画像をはずして枚数を絞ったりするが、数枚の場合はこれでOK(のはず)。

 まぁ、いろいろやってみてください。

 手軽さ優先の処理を紹介した。間違ってるところ等あったらどんどんご指摘を。

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Comments

いっこうさま!

おはようございます!
レジスタックスの解説、ありがとうございます!
昨日インストールして、いろいろやってみたんですけど、ちんぷんかんぷんでした。
ネットにいろんな方が解説してますが、うまくいかなくて困ってました。

いっこうさんのが一番分かり易かったです!
一発でできました!

本当にありがとうございました。
m(._.)m

いっこうさま!
阪神ファンいっこうさん
おはようございます!
レジスタックスの解説、ありがとうございます!
先日インストールして、いろいろやってみたんですけど、ちんぷんかんぷんでした。
ネットにいろんな方が解説してますが、うまくいかなくて困ってました。

いっこうさんのが一番分かり易かったです!
一発でできました!

本当にありがとうございました。

↑の流れで(笑)。

いっこうさま!
おはようございます!
レジスタックスの解説、ありがとうございます!
以前よりインストールして使っていますが、知らないことのほうが多いです。
たとえばネットで調べた時、ウェーブレットのタブの使い方で1から順に倍々で設定(1を2.0にすれば2は4.0、3は8.0・・・などと)する解説があったので、馬鹿の一つ覚えでそれをやってましたが、逆の設定もアリなんですね。
本当にありがとうございました。

>layout3さん
 いえいえ、さま付けなんて勘弁してください(笑。
 もっと細かい設定とかあるんでしょうが、とりあえず、お手軽処理を紹介しました。お役にたてて光栄です。
*
*
>夕焼け熊五郎さん
 お役に立てて光栄です。
 っていうか、コピペが過ぎますよ(笑。layout3さんに文章使用料を払ってください(笑。
*
*
>悠々遊
 あらあら、悠々遊さんまで(笑。勘弁してください(笑。 今回の解説は、前回のレジスタックス5の解説がベースになってます。そして、そのレジスタックス5の解説は、星ナビ2010年10月号、天文ガイド2011年2月号に載っていた解説がベースになっています。両方とも、レイヤー2>レイヤー3>レイヤー4と、解説してあります。
 まぁ、いろいろやってみるのが一番ですね(笑。

こういう画像処理もいいですね。

ソニーはミラーレスに走ってしまい、従来型の一眼はフルサイズに特化し、エントリークラスはもう出なそうなので、次に買い換える機種がなさそうだから壊れたらどうしようと思っているんです。
そうしたら、CanonがEOS8000Dを発表しましたね。
さすが老舗カメラメーカー、ユーザーの気持ちをわかってる、っていうかなんで今までそこを狙ってなかったの?
4月下旬に発売されたら実機を触ってみて、フィーリングがあったら夏頃に乗り換えを検討しちゃおうかなぁ。

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